皆さん、病気になると食欲が落ちたり、食べたくなくなったりしますよね。
実は野生の動物も同じで、病気にかかると敵から身を隠し、さらにエネルギーの高い場所で治るまでジィーッとして、何も食べずに過ごします。
これはどうしてなのでしょうか?
物を口にすると必ず、消化酵素の働きで食べたものを消化します。言い換えると、物を食べなければ消化酵素は一切使われませんから、体内の酵素をすべて代謝(体力の回復)に回すことが出来るということです。
体内の酵素を代謝につかう、代謝酵素
代謝を担う酵素を代謝酵素といいます。この代謝酵素は、食べた物から吸収した栄養すべてを代謝させることが仕事で、大きく分けると次の4つの働きがあります。
代謝酵素の働き
- 新陳代謝(細胞などの入れ替えと修復)
- 解毒と排泄(デトックス)
- カロリー(エネルギー)の燃焼と運動
- 免疫力
つまりプチ断食で体内の過剰な栄養を100%の代謝で活用して、上記の4項目の代謝が正しく行われれば、健康的な身体に戻すことが出来るということです。
人や動物が何も食べずにジッとして病気を治すことは、本能がそうさせるのかもしれませんね。
理想の食事のサイクル
消化酵素を全く使わずに代謝酵素をフルに働かせるためには、食事と食事の間隔を16時間空けるのが理想とされています。人の体内時計に合わせるなら、お昼12時から20時までの栄養補給と消化吸収の時間に食事をすべて済ませて、翌日の正午まで16時間しっかりと空けるのがベストです。
是非、皆さんも健康や美肌、インナーアンチエイジングのためにぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。ちなみに私の場合は2時間ずらして14時に昼食を摂り、22時までに夕食を終済ませ、また翌14時まで飲み物以外は何も口にしないサイクルを3年間続けています。しっかりと生活リズムができあがり、体調は良くなる一方です。