暑い夏がやってきますね。夏場は暑い日が続き、たくさん汗をかき、食欲も落ちる人が多いので夏は痩せる季節と思っている方も多いのでは無いでしょうか。
実は、夏に太ってしまう人がいる人が急増中なのをご存知でしょうか。しかも、夏太りしてしまう人は夏痩せする人の3倍も存在しているともいわれています。ではなぜ、暑い時期に太る人が急増しているのでしょうか。
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夏太り
夏太りの原因①…汗をたくさんかく
夏はジッとしていても、少し動いただけでも大量の汗が出ます。この場合の汗は体温調整の汗ですから、代謝による汗ではありません。困ったことに、この体温調整の汗と一緒に水溶性のビタミンCやビタミンB群が溶け出てしまいます。汗をかくだけでどんどんビタミンが不足しまいますから、結果、糖や脂質の代謝が落ちてしまうことになります。
夏太りの原因②…水分をたくさん摂る
汗をたくさんかいた後には、脱水症状や熱中症にならないよう、大量の水分を一気に取りますよね。TVニュースでも天気予報士が水分補給をしっかりしましょうと伝えてくれるので、水分補給が大切だというのが定着してきました。もちろん水分補給は大切です。でも水分をひたすらに摂り続けたり、一気に飲むのは問題です。実は、この補給しすぎた水分を体外に出そうとカラダは働きかけますから、汗と一緒にビタミンもどんどん体外に放出してしまいます。また、熱くなったカラダを冷まそうと、冷たくしたドリンクを飲んでしまう習慣も身体を冷やしますから代謝を悪化させます。この時、アイスコーヒーや清涼飲料水、かき氷などを食べる方も多いですが、冷たい飲み物などは甘さを感じさせないものであり、実は想像以上に糖分が高いものを摂っているのです。これも太る原因の一つです。
夏太りの原因③…炭水化物摂取
冷たいものの摂り過ぎた結果、胃腸の働きが低下したところに、さらに冷房で冷えたり、蒸し暑い夜で質の良い睡眠がとれないでいると、夏バテ気味になり、食欲も落ちてきます。そんな時、どうしてもそうめんなどの冷たい麺類ばかりを多く食すようになります。この思いっきり炭水化物に偏った食事が落とし穴です。
夏太りの原因④…運動不足
梅雨が終わった後の夏は天候もよく、陽射し(紫外線)も強いため、炎天下で運動を続けるのは危険です。また、じっとしていても汗をかくほどですから、少し動くだけで大量の汗が出てきます。暑さに耐えている時に体を動かそうという発想にはつながらない人も多いかと思います。理由は様々ありますが、どうしても四季の中でも夏が圧倒的に運動する時間が減少する傾向があります。ビタミンの減少で代謝が落ちている上に、運動不足まで続くのでますます代謝が悪化してしていきます。
夏太りの原因⑤…高カロリー食
夜に友達と飲みに行った際にビールやお酒の勢いで食欲が増します。ここぞとばかりに普段のそうめん食の挽回をしようと唐揚げや焼き肉などの高カロリー食を食べていませんか?
以上の5つの原因が、よくある夏太りの原因です。夏太りする人の特徴として言えることは、胃腸が丈夫な人だということです。逆に同じ環境下で、夏バテして胃腸の機能が低下して消化吸収が上手くいかず、体力が低下していくタイプの方が夏痩せタイプに該当します。
夏太りしないための対策
夏に太ってしまう人が多い理由をお分かりいただけかと思いますが、では夏太りしないためにはどんな対策をしたら良いのでしょうか。
以下に、その対策のポイントをまとめましたので参考にしてください。
- ①葉物野菜などを積極的に食べてビタミンCを補給しましょう。
- ②ビタミンB群を積極的に摂取しましょう。
- ビタミンB1…豚肉、うなぎなど
- ビタミンB2…レバー、納豆など
- ビタミンB6…ニンニク、マグロ、唐辛子など
- ③水分はなるべく常温か温めて飲みましょう。
- ④冷房などの温度管理をシッカリして質の良い睡眠をとりましょう。
- ⑤朝夕の涼しい時間帯に運動を心がけましょう。 または、室内でのヨガやストレッチなどもおすすめです。
- ⑥週に2日くらいは、シャワーで済まさずに浴槽で身体を温めましょう。
一年の内で一番コンディションを崩しやすい季節が『夏』なのです。夏に太らないための対策を続けると身体自体も元気になりますから、夏に負けない、夏バテ知らずの生活を取り戻せそうですよね。