大麻の基本的知識について

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今年に入ってから、CBDやTHCまたは大麻と言う言葉を雑誌やネットで頻繁に目にする様になってきました。日本では、大麻に関するイメージがまだまだダーティーなイメージが拭えないために、避けている人も多いと思います。20年前から医療大麻の研究が進み、大麻という植物の可能性が大きく花開いてきた現実を受けて、大麻の世界的なブームが来ています。そこで大麻に関する基本的な知識について書こうと思います。

大麻草の種類について

大麻草は、学術的な名前がカンナビス・サティバと言うアサ科アサ属の植物です。被子植物の一種で、6000年以上前から人類と関わってきた植物です。農業が始まる前から人類が栽培した最古の植物が大麻です。480種類以上の化合物を有し、医療品、繊維、食品、快楽麻薬として用いられてきました。カンナビス・サティバは、茎、柄、根、花穂、葉から成っていて、丈は、90センチから5メートルまで幅があり、複数の枝が伸びていて、葉は5~7本のギザギザした指を広げたような形をしています。全体がベトベトした微細な毛で覆われていて、トリコームと言います。トリコームの部分に大切な成分のほとんどが存在しています。大麻草には大きく分けてマリファナとヘンプと言う2種類に分けられます。

・マリファナ(医療用大麻)

マリファナとヘンプは、見た目では判断が非常に難しいのですが、有効成分の多くはトリコームに含まれているため、マリファナの方がベタベタ感が強い特徴があります。有効成分の中でも、使用者を「ハイ」にさせる成分であるTHCを5%以上含む大麻草をマリファナと呼んでいます。マリファナは、医療目的のほかに高揚感を得るための麻薬として栽培されています。THCは、終末期のがんの治療や難病の疼痛やけいれんなどの緩和に大きく役立っています。

・ヘンプ(産業用大麻)

高揚感を得られるTHC成分が、0.3%未満の大麻をヘンプと呼んでいます。大麻は、土壌や育った環境により成分の違いが出ます。また、人類との長い歴史の中で、掛け合わせることにより使い勝手の良い品種改良もされてきました。その多くは産業目的で栽培され布地やロープや食品に利用されてきました。ヘンプも間違いなく大麻ではありますが、「ハイ」にさせるほどのTHCを含まないため、マリファナとは区別されるようになりました。

 

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