腸は「第二の脳」!幸せを感じられるかは腸が影響してるって本当!?

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腸の不調は、便秘だけに現れると思っていませんか?

昨今、テレビや雑誌で話題の「腸内フローラ(腸内細菌叢)」
がんや糖尿病などの病気や肥満、老化などに関係していると言われ、国家プロジェクトとして世界中で研究が進んでいます。

この腸内細菌を作っているのが腸ですが、「腸は第二の脳」と言われるほど重要な器官で、腸の状態は身体全体に影響を及ぼすのです。今回はそんな腸の意外な働きについてお話します。

意外と知らない、腸のひみつ

人は、精子と卵子が合体し、受精卵が子宮に着床して誕生していきます。その時、人の身体が誕生する過程の中で一番初めに作られるのは、脳でも心臓でもなく実は『腸』なのはご存知でしょうか。初めて知る方も多いと思われますが、かなり驚く話ではないでしょうか。

人間にとって、それだけ「腸」という臓器は重要かつ大切なのです。

また、人の体の中で、脳からの信号(命令)を受けることなく、単独で活動できる臓器も実は腸だけなのです。単独で活動できる臓器というよりは、むしろ腸はホルモン様物質を脳に送り込み、体内に足りない物質を作るように命令を下したり、自律神経等に大きく関与するホルモンを作り出して脳を動かしている臓器でもあるのです。

ここまでの話で、「腸って何者?」って感じですよね!!
他にも「腸」には意外な役割があることがわかってきました。

腸が作る「ハッピーホルモン」

ストレスを受けやすい昨今の生活環境においては、交感神経が過剰に働き常に緊張状態に陥る方が多くおります。
生活習慣を変えることができずに睡眠障害や自律神経失調症を患う方も少なくありません。また、うつ病などの精神疾患の方も年々増加傾向にあります。

一方、人が幸せを感じたり、心地よさを感じたりするときに出すセロトニン、ドーパミン、エンドルフィンというホルモンがあります。世間では一般的にハッピーホルモンとか快楽ホルモンとか言われています。

このホルモンは、副交感神経に強く働きかけて、人の心に安らぎとハッピーを与えてくれるホルモンです。これらのホルモンが作られているのが、実は「腸」なのです。

現代社会が生んだ精神疾患の救世主というべき「ハッピーホルモン」は、腸内環境と深く関わっていたのです。

ほかにも「ドーパミン」はパーキンソン氏病と関連しておりますし、アルツハイマー病も腸とかなり密接な関係があると近年わかってきました。てんかんの発作も腸の毒素が脳に届いたときに起こることも解明されてきました。何より腸管年齢と脳内年齢は比例するのです。

これらの事実からも腸は第二の脳と言われていることに納得ですね!!

しかし、腸は腸管独自でこれらの働きをするわけではありません。そこには腸内細菌叢(腸内フローラ)が大きく関わっております。
両者はお互いが助け合い励ましあって相乗効果の中でいろいろな仕事をしてくれています。

腸内環境を整えて腸内細菌のバランスをとることは、ストレスの緩和や睡眠障害、自律神経失調症、うつ病などに止まらず、たくさんの脳疾患を軽減するために役立つということなのです。

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