私は、6年前からCBDオイルに着目していました。健康業界に身を置く立場として、良いものをお客様に提供することを第一に考えて商品化しています。ビジネスの観点から見ると、需要と供給の原理でいかに効率よく利益を上げるかを考えるのが自然なのかもしれません。しかし、正当な利益は上げますが、お客様にも金額以上の満足を与えることが大切なことだと思っています。
CBD関連の商品は、ネットでトレンド入りをするほど、人気が出てきています。弊社にも、3日と開けずにCBDの原料を供給する会社から営業電話がかかってきています。私は、そのたびにCBDの原料である大麻草の種類や栽培方法や使用している部位などについて細かく確認をしています。驚くことに、CBDの原料を提供する会社の社員が、全くと言っていいほど私の質問に答えられないのが現状です。このままだとCBDの評判が落ちてしまう可能性を危惧して、購入する愛用者の方にCBDの商品を選ぶ基準を理解して頂きたいと考えました。
1、原料の栽培状況について
大麻草(ヘンプ)は、もともと産業用として生地やひもなどの製品を作るために栽培していました。医療用大麻の需要と共にCBD関連商品の需要が伸びたことにより大麻農家が、二毛作的な発想で大麻草を無駄なくお金に替えたのが始まりです。人が口に入れるものではないために、殺虫剤などの土壌汚染やカビなどが最終製品に含まれてしまう可能性があります。最近では、CBDオイルやヘンプシードオイルなどの健康を目的とした商品が多く出てきたことにより、オーガニックの栽培などの始まっています。原料に拘ったものは原価がそれなりに掛かっていますので、一つの基準として考えて欲しいと思います。
2、CBD含有量の表示の有無
CBDオイルなどを見分ける方法として、含有量があります。1%とか1.6%、3%、5%などCBDの含有量がシッカリと表示されたものを選ぶことをお勧めいたします。私もCBDオイルを商品化するときに、たくさんのオイルを仕入れて試してみましたが、CBDオイルと同じようなボトルに入って「HEMP OIL」と書かれたヘンプシードオイルを高額で仕入れた経験があります。(笑) 皆さんは、安くて良いものを購入したいと考えて、パーセンテージが高くてなるべく安い商品を探すと思いますが、相場と比べて安い商品は信頼が薄いと考えるべきだと思っています。何故なら、ほとんどのCBD商品の原料を海外からの輸入に頼っているからです。海外で原料を購入して関税などを払って日本で販売することを考えたら、基準以下の商品は、それだけ安価で仕入れられると言う事ですから、お気お付けください。
3、抽出技術について
CBDオイルには、大きく分けて3つの種類があります。1、アイソレートタイプ(CBDのみを抽出してオイルに溶かし込んだもの)2、フルスペクトラムタイプ(全てのカンナビノイドをオイルに溶かし込んだもの)3、ブロードスペクトラム(THCのみを外したカンナビノイド全てを溶かし込んだもの)のそれぞれのオイルには、使用目的に応じて特性があります。これらのカンナビノイドの抽出方法が問題になっています。抽出する際に使う溶剤が、物によっては有害なものもあります。また抽出技術が下手だと有害物質が混入しているものも出回っています。細かいようですが、メーカーにこの事を問い合わせたときに回答が曖昧な製品には手を出さない方が身のためだと思ってください。
※このくらいの基準は、本気で健康を考えている人には、持ってもらいたいと考えています。儲け主義のメーカーが後を絶たない以上、消費者が賢くなるしかないと考えています。是非、信頼のおけるメーカーを探し当ててください。