今更聴けない!!菌とウィルスの違いって!!

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テレビのニュースやワイドショー、ネットニュースなどで連日報道されている新型コロナウィルス(COVID-19)について書きたいと思います。中国の武漢に端を発し、現在では世界規模で広がりを見せています。昨日(2020年3月11日)は、ついにWHO(世界保健機関)がパンデミック(世界的大流行)を宣言いたしました。

新型コロナウィルスは、ウィルスとしては非常に弱く、免疫力の弱っている年配者や持病を持っている方たちが多く感染して重症化しているようです。免疫力の充分にある若者などは、軽度の症状で収まっているようです。とはいえ、どの様な進化を遂げるか分からない未知のウィルスですから用心に越したことはないと思います。今回は、このウィルスについて書いていきたいと思います。

菌とウィルスの違いとは?

「菌とウィルスの違いって知ってる?」と友達に聞いてみてください。ほとんどの人が、「同じ様なものじゃないの!?」と答えます。世間一般的には、ウィルスと菌の違いを明確に答えられる人は少ないようです。 菌とウィルスの大きな違いは、生き物か物体かの違いです。細菌や菌は、微生物で細胞を持っています。DNA(デオキシリボ核酸)と言う細胞核とその周りにRNA(リボ核酸)というものが存在しています。DNAは、螺旋状の形態をしていて、伸ばすと2メートルくらいの長さになります。その中には、生物の設計図ともいえる膨大な遺伝情報が記されています。このDNAの遺伝情報をRNAがコピーして新しい細胞が生まれます。この繰り返しのことを新陳代謝と呼んでいます。

人間で例えてみますと、生まれたときの赤ちゃんの細胞を今でも大切に使っているわけではありません。新陳代謝をして部位ごとにある一定の周期で何度も生まれ変わりながら、新しい細胞を作り出して今も生きています。家や家具は新陳代謝をしていませんから、人間の身体より丈夫なようですが、70年~80年もの長い間使い続けることは難しいのです。人と同様にこの仕組みをもって新陳代謝して生きているものが菌なのです。

それに比べてウィルスは、最初に述べたように物体で生き物ではありません。ウィルスには2種類あって、DNAかRNAのどちらかしか持ち合わせていません。ですからウィルス単体で新陳代謝する事が出来ません。自立していないので生き物と呼ぶ事が出来ません。しかし、人や動物の細胞に入り込んで、自分の持っていないDNAまたは、RNAを使って生き物のように新陳代謝を始める事が出来るのです。単体で生きることは不可能なのですが、他社の細胞を利用すると生き物のように新陳代謝をして増殖できる不思議な物体をウィルスと呼んでいます。

※ウィルスは、細菌よりもさらに微細な物質で、生命体ではないので殺す事が出来ない分厄介なのです。風邪などの菌であれば、薬などで殺してしまえば感知が出来ますが、ウィルスは、生き物ではないので殺す事が出来ません。薬や火などを使ってたんぱく質を変性させてしまうしか方法がありません。ほとんどの場合ウィルスは、一度感染してしまうとキャリアと呼ばれる状態になるだけで、簡易が難しいのが特徴です。

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